鳥取県での暮らし
待機児童ゼロ、女性就業率は全国4位!
子育て世帯に嬉しい大自然&暮らしやすい都市機能
日本一広い砂丘、「鳥取砂丘」で知られる鳥取県。北には日本海、南には中国山地があり、豊かな自然に恵まれています。約120㎞におよぶ海岸線「浦富海岸」の絶景は県内外から観光客が訪れる人気スポット。松葉ガニや本マグロなどの海産物や、全国でも有数の生産量を誇る梨など、魅力的な特産品も豊富です。各公共施設や病院などがコンパクトにまとまっているため都市機能の利便性が高く、待機児童数はゼロ、女性の就業率は全国第4位を誇ります。都市部から20分も車を走らせれば雄大な自然に触れることができ、子育て世帯には嬉しい環境が整っています。羽田空港まで約1時間20分と、東京都心部へも好アクセス。鳥取市と米子市を中心に、鳥取県への移住を検討するのに役立つ情報を掲載しています。
いくらかかる?生活コスト
鳥取市の月額平均 | 東京23区と比較 | |
食料費 | 75,581円 | -17,528円 |
光熱・ 水道費 |
22,577円 | +1,078円 |
教育費 | 8,219円 | -13,933円 |
いくらかかる?
生活コスト
「2019年版 第7回住みたい田舎ベストランキング(宝島社)」で3冠を獲得した鳥取市は、田舎のイメージが強い一方で、病院数、医師・看護師数も全国トップクラス。女性の就業率は全国第4位と都市機能の利便性が高い暮らしも魅力です。鳥取市在住の女性からは「野菜や果物、海産物などをいただくことが多く、食費が少し安上がりになる」というコメントが寄せられました。埼玉県から米子市に移住した男性は「外食費が高い」とコメント。同じ市内に住む別の男性からは「車が必須なので、3台の車でガソリン代が月2万以上になる。反面、野菜や魚などの食品は安い」という声が寄せられました。
とある家族の暮らし
家族構成
鳥取市在住
夫 44歳
妻 39歳
子ども1人
個人年収:
700万円以上~800万円未満
業種:製造業(その他) 機械
住居費 | 75,000円 |
---|---|
食費 | 45,000円 |
光熱・水道 | 28,000円 |
保険医療 | 10,000円 |
通信費 | 15,000円 |
交通費 | 20,000円 |
教育費 | 19,000円 |
交際費 | 10,000円 |
鳥取の 介護環境 について
鳥取の住まい環境 ってどうなの?
鳥取の住まい環境ってどうなの?
鳥取市
鳥取市で利便性を重視するなら、公共施設や商業施設がそろう市の中心地、鳥取駅周辺がおすすめ。特に鳥取駅南側はファミリー層にも人気で、移住者も住みやすいエリアです。単身物件が多くはなりますが、鳥取大学駅近くは、国内最大の池「湖山池」や「コカ・コーラボトラーズジャパンスポーツパーク」などがある自然豊かで魅力的なエリアです。また、鳥取砂丘に近い江津地区が新興住宅地となっています。
米子市
米子市は市街地がコンパクトにまとまっており、住宅地が広がるJR山陰本線と境線の駅徒歩圏内なら、中心地の米子駅にもアクセスがよく便利です。海や日野川近く、大山を望む物件など、理想の物件を探すのもいいでしょう。閑静な観音寺新町周辺は比較的道路が広くベビーカーでも歩きやすいため、ファミリー層に人気があります。
子育て支援 について
子育て支援について
鳥取市
鳥取市内に地域子育て支援センターは14カ所、病児・病後保育施設は5カ所に設置されています。人口あたりの保育所と地域子育て支援センターの設置率が高く、待機児童数はゼロ(2018年)と子育て環境も充実しています。県の医療費助成制度は18歳までが対象となり、通院の場合、自己負担金の上限が1日530円となります。また、出産費用は全国平均よりも約11万円安く、全国で一番安くなっています。子育てに関する情報は県が運営する「子育て王国とっとり」が便利です。
米子市
米子市内には子育て支援センターが6カ所あるほか、プラネタリウムや図書室、木のおもちゃなどで遊べる屋内広場がある「米子市児童文化センター」など、公共施設が充実しています。また、すべての病児・病後児施設で病児保育を行っており、1施設あたり定員が6人と他県に比べて多く、利用しやすくなっています。待機児童数はゼロ(2018年)、医療費の助成制度は18歳までが対象と、子育て支援に力を入れています。
知っておきたい 移住支援制度
知っておきたい
移住支援制度
鳥取市
鳥取市への移住前の各種相談はもちろん、移住後の暮らしも支援する「鳥取市移住・交流情報ガーデン」が鳥取駅前にあります。移住定住コンシェルジュが常駐し、土日でも相談ができ、東京都と大阪府にも窓口を設けています。鳥取市では、移住希望者向けにコンシェルジュが市内を案内する「鳥取体験ガイド」を行っているほか、就農支援も行っています。移住に関する情報収集はとっとり移住定住ポータルサイト「鳥取来楽暮(とっとりこらぼ)」が便利です。
米子市
鳥取県への移住や就職をサポートする「ふるさと鳥取県定住機構」は、鳥取市と米子市、東京都と大阪府に相談窓口があり、移住・就職コーディネーターが常駐しています。移住希望者が鳥取県へ行く際の交通費を補助する「鳥取県内国内便エアサポート支援事業」があり、コーディネーターに相談すると利用ができます。米子市では最長90日間住める「お試し住宅」があり、生活をしながら住居や仕事を探すことも可能です。また、移住希望者に向けた「米子市循環バス乗車券」の交付なども行っています。
知って安心 医療環境
鳥取での日々の暮らし
鳥取での日々の暮らし
豊かな自然がある鳥取県は、冬には程よく降雪があるなど、四季の移り変わりがはっきりとわかります。カニや梨などの特産品、海水浴やスキーなどのアウトドアアクティビティと、年間を通じて四季折々の味覚やレジャーが楽しめます。また、10カ所もあるえりすぐりの温泉があるのも魅力です。
鳥取市
鳥取市の公共施設もそろう鳥取駅周辺は、「鳥取大丸」や「イオン鳥取店」、大型のスーパーや家具店など、さまざまな商業施設がある便利なエリア。また、早朝より開いている「鳥取駅前食品市場」では、地元の野菜や鮮魚などを安く買うことができます。市の北部には約100の専門店が入る「イオンモール鳥取北」があるほか、鳥取砂丘周辺には土産物店やレストランが並んでいます。
米子市
米子市内で特に買い物に便利なのは、米子駅北西部に位置する下町エリア。「米子高島屋」や「米子しんまち天満屋」などの老舗デパートや「米子ロフト」があるほか、おしゃれなカフェや飲食店、若者に人気の古着店やライブハウスなどが並ぶ「米子商店街」がありにぎわっています。その他のエリアにも「イオンモール日吉津」などの商業施設があり、日用品の買い物にも便利です。
女性の 就労支援
教育環境 について
働く人の タイムスケジュール
鳥取県 | 東京都 | |
31分 | 通勤片道 | 53分 |
550分 | 労働 | 562分 |
181分 | 趣味・娯楽 | 161分 |
働く人のタイムスケジュール
鳥取県の平均通勤時間は31分(片道)。東京の53分と比較すると22分減。労働時間の平均は東京と比較すると12分短くなり、一日の中で56分以上、仕事に費やす時間が短縮されています。この地域では、自動車通勤が一般的のようです。埼玉県から米子市に移住した男性は「通勤電車の込み具合が違う」とコメント。鳥取市に住む男性からは「交通の便が悪く、車がないと生活が難しい」という意見が寄せられました。また、大阪府から米子市に移住した男性は「店舗など閉店時間が早い」とコメントしています。
Aさん(夫)の平日
家族構成
鳥取市在住
夫 48歳
妻 45歳
子ども2人
個人年収:
800万円以上~900万円未満
業種:銀行・金融・保険業
6:00 | |
---|---|
7:00 | 起床・朝食・身支度 |
8:00 | |
9:00 | 出発・仕事 |
10:00 | 仕事 |
11:00 | |
12:00 | |
13:00 | |
14:00 | |
15:00 | |
16:00 | |
17:00 | |
18:00 | |
19:00 | 買い物・帰宅 |
20:00 | 風呂・夕食 |
21:00 | |
22:00 | |
23:00 | 就寝 |
24:00 |
鳥取市について
鳥取市は人口約18万7千人の県内唯一の中核市です。「鳥取砂丘」のほか、全国でも珍しい市街地にある「鳥取温泉」など、観光スポットも充実しています。病院数、医師・看護師数も全国トップクラスと医療面でも安心です。市の中心地から鳥取砂丘コナン空港までは、バスで約20分と近くて便利。田舎暮らしの専門誌の調査で「住みたい田舎ベストランキング」総合部門第1位(2019年)を誇り、都市部だけでなく田舎暮らしにも人気があります。
自治体サイトへ米子市について
米子市は人口約15万人の商工業都市です。5つの総合病院があるなど都市機能が充実する一方、日本海や大山など雄大な自然が身近にあるのも魅力です。四季を通じて温泉や海水浴、スキーなど、さまざまなレジャーが楽しめる環境があり、水道水には大山の良質な地下水が使われています。経済産業省による調査で、全国1,741市区町村の中で「暮らしやすさ日本一」(2015年)に選ばれ、利便性・教育・福祉など46項目中、半数の23項目において第1位を獲得している人気都市です。
自治体サイトへ参照:
(※1)2018年家計調査 (総務省統計局)を加工して作成
(※2)平成28年社会生活基本調査(総務省統計局)を加工して作成