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地方に移住する貴方ご自身とご家族の決断をサポートする、都道府県別の暮らしの情報コンテンツをお届けします。
長崎県での暮らし
病院や医師の数は全国10位内。
ファミリーと安心して暮らせる街
「移住したい都道府県」7位(2018年インターネットポータルサイト調べ)にランクインしている長崎県。2017年度の県外からの移住者は782人で、県が移住施策に取り組んでから過去最多の記録となりました。気候は寒暖差の小さいため温暖で、犯罪発生率は低く、病院、医師の数も全国10位以内と充実。生活するうえで一番重要な「安心」と「安全」が整っている県です。また、長崎が輩出した著名人には電力事業の先駆者といわれる松永安左エ門や“プロ経営者”として名高い原田泳幸氏、小説家の村上龍氏がいます。鎖国時代には唯一の貿易港を持ち、その地理的優位性から、今でも国際的な文化交流のある地域です。2大都市である長崎市と佐世保市を中心に、長崎での暮らしを考える際に役立つ住宅事情や子どもの教育など、さまざまな移住支援情報を掲載しています。
いくらかかる?生活コスト
長崎の月額平均 | 東京23区と比較 | |
食料費 | 75,466円 | -17,643円 |
光熱・ 水道費 |
21,168円 | -331円 |
教育費 | 4,950円 | -17,202円 |
いくらかかる?
生活コスト
坂道が多い地形で知られる長崎県。そのためか、水道料金が高いという回答がありました。総務省が公表している家計調査によると一ヶ月あたりの水道・光熱費は21,168円。東京の21,499円とほぼ変わりません。寄せられた回答の中には「千葉のほうが物価が安いのが意外だった」といった回答も。
とある家族の暮らし
家族構成
長崎市在住
夫 54歳
妻 52歳
子ども2人
個人年収:
800万円以上~900万円未満
業種:製造業(造船)
住居費 | 0円 |
---|---|
食費 | 100,000円 |
光熱・水道 | 10,000円 |
保険医療 | 50,000円 |
通信費 | 20,000円 |
交通費 | 20,000円 |
教育費 | 0円 |
交際費 | 100,000円 |
長崎の 介護環境 について
長崎の住まい環境 ってどうなの?
長崎の住まい環境ってどうなの?
長崎市
四方を山と海に囲まれた長崎は坂が多く、山の斜面を利用して住宅地が広がっています。地形の特徴として平地が少ないため、平地にある物件はそれだけで家賃が高くなる傾向があります。
「長崎駅周辺エリア」は市の中心地で地形も平坦なところが多く、交通利便性も良いため人気ですが最も家賃が高いです。長崎大学や平和公園のある「中部エリア」は教育施設や陸上競技場などがあり、長崎駅周辺に次いで便利なエリアです。「北部エリア」も中心部から少し離れますが、家賃も抑えられ大型商業施設などが充実していますので、車移動が中心の子育て中の家族におすすめです。

佐世保市
マンションが多く立ち並ぶ佐世保駅周辺は、バスの運行本数も多いことから車がなくても生活ができる利便性の高い地域です。戸建てを希望する場合は佐世保駅から車で約20分の「もみじが丘町」や「広田」など、閑静な住宅街として知られるエリアで物件を探すといいかもしれません。

子育て支援 について
子育て支援について
長崎市
現役パパ・ママの声から生まれた「ながさき子育て応援ネット・アプリ」は子育てに役立つイベントや施設情報がたくさん!子ども医療費助成は小学生まで、中学生は入院のみ助成対象です。長崎市の待機児童数は2018年4月現在で64人。移住をお考えの方は事前に市に問い合わせるなどして、入所状況を確認するのがおすすめです。

佐世保市
佐世保市でファミリー世帯の半数以上が「保育園などが充実している」「自然環境がよい」との理由で、子育てがしやすい街と回答。市内にある公園の約8割に遊具が整備されています。佐世保市の待機児童数は2018年4月現在で0人。移住の際には、市の「保育コンシェルジュ」に相談しましょう。子ども医療費助成は中学生までが対象です。

長崎の
交通・移動手段
知っておきたい 移住支援制度
知っておきたい
移住支援制度
長崎市
長崎市では移住先探しの交通費の負担を軽くするため「キャンピングカー」を格安レンタル。市のHPではや先輩移住者の声を動画で紹介しています。県運営の「ながさき移住倶楽部」に登録すれば、引越し費用や家賃の割引サービスを受けられます。東京・有楽町の東京交通会館でも移住相談を受付中。東京都千代田区平河町にも移住相談窓口を設けています。

佐世保市
佐世保移住サポートサイトでは、住まいや仕事、子どもの保育園・幼稚園、医療、交通のことなど移住に関する疑問を解消、支援情報を掲載しています。気になる住まいについては空き家改修費用負担や家賃補助などを支援制度で紹介。県運営の「ながさき移住倶楽部」に登録することで、引越し費用や家賃の割引サービスを受けることも可能です。東京都千代田区平河町にも移住相談窓口を設けています。

知って安心 医療環境
長崎での日々の暮らし
長崎での日々の暮らし
長崎には軍艦島や潜伏キリシタン関連遺産など歴史探訪におすすめのスポットが多く、週末には五島列島や九十九島など少し足を延ばせばシーカヤックやカヌーで自然を満喫することができます。
長崎市
長崎駅周辺は市役所などの官公庁が集まる中心地、地元のお祭りやイベントも開催されます。駅直結のショッピングモール「アミュプラザ長崎」は海外ファッションブランドも出店、映画館や書店もあり、仕事帰りも寄れて便利です。長崎大学や平和公園がある「中部エリア」では、スポーツが楽しる競技場や総合体育館、複合商業施設「みらい長崎ココウォーク」が家族連れに人気です。「北部エリア」は大型ショッピングモールやホームセンター、家電店が集まり、週末に足を延ばせるエリアとしておすすめです。

女性の 就労支援
教育環境 について
働く人の タイムスケジュール
長崎県 | 東京都 | |
38分 | 通勤片道 | 53分 |
529分 | 労働 | 562分 |
190分 | 趣味・娯楽 | 161分 |
働く人のタイムスケジュール
長崎県の平均通勤時間は38分(片道)。東京の53分と比較すると約15分減。労働時間の平均も東京と比較すると約33分短くなるなど、一日の中で60分以上、仕事に費やす時間が短縮されています。調査結果からも分かるように、平日の17時からの2時間をゴルフ練習にあてられる余裕も。また、「東京に住んでいた頃は子どもの就寝後に帰宅していた父親が、長崎移住後は帰宅時間が早くなり、子どもから学校や幼稚園の話を聞くことができるようになった」という回答も寄せられました。
Aさん(夫)の平日
家族構成
佐世保市在住
夫 49歳
妻 45歳
子ども4人
個人年収:
1,000万円以上~1,200万円未満
業種:建設業
6:00 | 起床 |
---|---|
7:00 | 出発 |
8:00 | 仕事 |
9:00 | |
10:00 | |
11:00 | |
12:00 | |
13:00 | |
14:00 | |
15:00 | |
16:00 | |
17:00 | ゴルフ練習 |
18:00 | |
19:00 | 帰宅 |
20:00 | 夕食・入浴 |
21:00 | |
22:00 | テレビ |
23:00 | |
24:00 | 就寝 |
佐世保市について
長崎県第2の都市である佐世保市は人口約25万人。そして208の島々からなる「九十九島」を有する自然豊かな街です。1年中穏やかな気候、アウトドアアクティビティーや牡蠣やトラフグなどの豊かな海産物。保育園や幼稚園も充実しているため、自然豊かな環境で子育てしたいというファミリーにも人気です。
自治体サイトへ長崎市について
人口約43万人の県最大の都市。周囲を海に囲まれた好立地で、漁獲量全国2位、魚種の多さは全国1位と魚の美味しい町です。独自の文化と歴史が育んだ数々の観光地のほか、長崎港が一望できる夜景は世界新三大夜景に認定。2022年には九州新幹線長崎ルートが暫定開通の予定でアクセスがさらに便利に。
自治体サイトへ参照:
(※1)2018年家計調査 (総務省統計局)を加工して作成
(※2)平成28年社会生活基本調査(総務省統計局)を加工して作成