茨城県での暮らし
つくばエクスプレス開通で人口増の人気都市!
働く世帯の実収入全国2位の豊かな暮らし
関東平野が広がる茨城県は、日本で2番目に大きい湖の霞ヶ浦や筑波山があり、豊かな自然に恵まれています。190kmにわたり太平洋に面した温暖な気候のため、農業産出額は全国3位(2017年)。メロン・栗・鶏卵などの生産・収獲量が全国1位(いずれも2017年)で特産品が豊富。また、歴史名所や美術館が多く、お祭りも盛ん。文化と芸術が充実しているうえ、国内最多の研究・教育機関を有するなど、子育てに適した環境がそろっているといえます。都心までは水戸市から約65分、つくば市からは約45分とアクセスも良く、通勤や買い物の目的で都心にでかける人も少なくありません。また、勤労者世帯の実収入は全国2位と、働く世帯が比較的裕福な暮らしをしているといえます。歴史情緒ある水戸市と発展が進むつくば市を中心に茨城県での暮らしを考える際に役立つ情報を掲載しています。
いくらかかる?生活コスト
水戸市の月額平均 | 東京23区と比較 | |
食料費 | 77,842円 | -15,267円 |
光熱・ 水道費 |
22,152円 | +652円 |
教育費 | 7,687円 | -14,465円 |
いくらかかる?
生活コスト
日本百名山の一つである筑波山などがあり、自然豊かな風土に加えて「研究学園都市」としても知られるつくば市。学校教育のレベルが高い都市として魅力な街です。つくば市在住の家庭からは「食料品が安い」といった声の他、「車社会なので、ガソリン代といった交通費や車の維持管理費がかかる」といった回答も。東京から水戸市に移住した男性からは「野菜が安く、新鮮」といったコメントが寄せられました。
とある家族の暮らし
家族構成
つくば市在住
夫 42歳
妻 42歳
子ども3人
個人年収:
900万円以上~1,000万円未満
業種:製造業(その他) 化学
住居費 | 60,000円 |
---|---|
食費 | 40,000円 |
光熱・水道 | 5,000円 |
保険医療 | 10,000円 |
通信費 | 20,000円 |
交通費 | 10,000円 |
教育費 | 20,000円 |
交際費 | 50,000円 |
茨城の 介護環境 について
茨城の住まい環境 ってどうなの?
茨城の住まい環境ってどうなの?
水戸市
住宅地も多い水戸駅と赤塚駅周辺は、ショッピングや県内外への交通の便も良い人気エリア。バスの発着も比較的多く市内移動にも便利ですが、中心街に住んでいても車を複数台所有する世帯もあり、マイカーを利用する方が多いようです。水戸駅に近い「千波町」と公園や緑地が広がる南部の「元吉田町」に比較的ファミリー向け物件が多く、市内には大小多数の公園が点在し、子育てしやすい環境です。
つくば市
つくばエクスプレス沿線の駅周辺は住宅地として開発され、公共施設や商業施設が集まる便利なエリア。都会的ながら緑が感じられる街並みで、歩道が広く坂道も少ないため、自転車も活躍します。また、都心に片道1時間以内で通える他県の都市に比べ、地価が安くマイホームを手にしやすいのも特徴です。一方で駅周辺を離れると落ち着いた雰囲気で、マイカーがあれば便利に暮らせます。
子育て支援 について
子育て支援について
水戸市
市内2カ所に、乳幼児の一時預かりのほか、子どもや保護者が高齢者と交流できる「水戸市子育て支援・多世代交流センター」があり、「大町」にある「わんぱーく・みと」はプレイルームも完備しています。市内各地にある保育園やこども園を「地域子育て支援センター」として、子育てに関する講習会や育児相談を開催。所得制限はありますが子どもの医療費を一部助成する制度もあります。育児応援サイト「ママフレ」は行政サービスを中心にさまざまな情報を掲載しています。
つくば市
「医療福祉費支給制度(マル福)」では所得に関係なく中学生以下の医療費を一部助成。子育てに関する講座や相談、一時預かりなどのサービスを受けることができる「つくば市子育て総合支援センター」には、子どもたちが自由に遊べるオリジナル遊具や食事が取れるスペースもあります。ほか、県の事業として妊娠中から18歳以下の子どものいる家庭に「いばらきKids Club」カードを配布し、協賛店で提示すると割引などが受けられる優待制度を設けています。
茨城の
交通・移動手段
茨城の交通・移動手段
水戸市
電車はJR常磐線・水戸線・水郡線のほか、鹿島臨海鉄道が走り、県外へのアクセスも快適。路線バスはJR水戸駅から放射状に郊外や周辺市町村を結んでいますが、水戸駅以外はバスの本数も少ないので注意が必要です。人口1000人当たりの自動車保有台数は全国3位(2013年)と高く、市街地に住んでいてもマイカーを利用する人が多いようです。
つくば市
市内を走る鉄道は秋葉原まで約45分のつくばエクスプレスのみですが、各駅から郊外を結ぶ市営のコミュニティバス「つくバス」が運行しています。近隣都市と東京を結ぶ接続点としての機能をもつため、隣接都市が運行するバスも市内を走り、「つくバス」と接続。東京駅へ約1時間、成田空港へは約90分と高速バスも便利です。郊外に住むなら行動範囲が広がるためマイカーがあると便利です。
知っておきたい 移住支援制度
知っておきたい
移住支援制度
水戸市
市では中心街をにぎやかにするため「水戸市子育て世帯まちなか住替え支援補助金」を支給。中学生以下の子育て世帯が指定範囲内の市街地へ住み替えた場合、賃貸でも補助金を交付してもらえます。いばらき移住定住ポータルサイト「Re:BARAKI」では、県の特徴やエリア別の紹介、仕事や住居の情報を発信。県内で働く人の豊富なインタビューもあり、県の魅力をさまざまな角度から発信しています。
つくば市
空き家の有効活用を目的とした「空家バンク制度」があり、登録すれば無料で空き家の情報を提供してくれるほか、売り主や貸主との橋渡しもしてもらえます。東京には就職情報にも強い「いばらき移住・就職相談センター」と、移住や二地域居住について相談できる「いばらき暮らしサポートセンター」があり、専任の相談員が親身になって移住に関するさまざまな相談に乗ってくれます。
知って安心 医療環境
茨城での日々の暮らし
茨城での日々の暮らし
都会と大自然を持ち合わせた茨城県では、都市部に住んでいても週末農園を手軽に始めることができます。太平洋に面し、筑波山や霞ヶ浦があり、アウトドアアクティビティなどのレジャーも充実。都心と茨城に家を持つ二地域居住など、自分に合ったライフスタイルを確立できる環境があります。
水戸市
水戸駅は駅ビルや徒歩圏内に「京成百貨店」や「三越水戸」、約200の専門店が入る「イオンモール水戸内原」など大型商業施設が集まるショッピングエリア。県庁すぐのところにある大型ショッピングモール「ライフスクエア ロゼオ水戸」には、スーパーや100円ショップもあり、日常生活の買い物はここでできます。
つくば市
つくば駅には複合型ショッピングセンター「つくばクレオスクエア」、研究学園駅には映画館もある「イーアスつくば」など、つくばエクスプレス沿線の各駅周辺には大型のショッピングセンターがあり、食料品や日用品など毎日の買い物にも便利です。高級ブランドなどお目当てのものがある場合は、日帰りで都心に買い物へ出かけることもできます。
女性の 就労支援
教育環境 について
働く人の タイムスケジュール
茨城県 | 東京都 | |
42分 | 通勤片道 | 53分 |
575分 | 労働 | 562分 |
183分 | 趣味・娯楽 | 161分 |
働く人のタイムスケジュール
茨城県の平均通勤時間は42分(片道)。東京の53分と比較すると11分減。労働時間の平均は東京と比較すると13分短くなり、一日の中で35分以上、仕事に費やす時間が短縮されています。埼玉県から水戸市に引っ越した男性は「通勤時間が往復で4時間削減されたので、自由な時間が増えた」とコメント。また、つくば市在住の男性からは「会社まで15分~30分の車通勤が多い。また、電車で30分程度の通勤圏内の方も増えつつある」「つくばエクスプレス(公共交通機関)を利用して千葉や東京まで60分をかけて通勤する家庭もある」といった回答が寄せられました。
Aさん(夫)の平日
家族構成
水戸市在住
夫 38歳
妻 37歳
子ども1人
個人年収:
700万円以上~800万円未満
業種: 学習塾、教育関連
6:00 | 起床・身支度 |
---|---|
7:00 | 出勤・仕事 |
8:00 | 仕事 |
9:00 | |
10:00 | |
11:00 | |
12:00 | |
13:00 | |
14:00 | |
15:00 | |
16:00 | |
17:00 | |
18:00 | |
19:00 | 帰宅・夕御飯 |
20:00 | お風呂 |
21:00 | 筋トレ・テレビ・家事 |
22:00 | テレビ・家事・就寝 |
23:00 | |
24:00 |
水戸市について
江戸時代から県の中心地として発展してきた県庁所在地。市内には日本三名園のひとつ「偕楽園」や特別史跡「弘道館」などの歴史ある名所のほか、「水戸芸術館」をはじめとした美術館や博物館が点在。「水戸の梅まつり」「水戸の桜まつり」「水戸黄門まつり」など年間を通して各地でお祭りやイベントを開催する文化・芸術の盛んな都市です。中心部には千波湖を中心とした「千波公園」、西北部の丘には広々とした森林公園など公園が多く、子育て環境も充実しています。
自治体サイトへつくば市について
つくばエクスプレス開通を機に新しい街並みが広がり、毎年人口が増え続けている人気都市です。北部の筑波山、近郊の霞ヶ浦といった雄大な自然の魅力と都市の便利さを合わせ持っています。国内唯一の「研究学園都市」として、筑波大学をはじめ、「JAXA筑波宇宙センター」「つくばエキスポセンター」など、国内最多の研究・教育機関があり、小中一貫教育やICT(情報通信技術)活用による最先端の教育環境が整っています。また、病床数は全国平均の約1.4倍(2015年)と医療機関も充実しています。
自治体サイトへ参照:
(※1)2018年家計調査 (総務省統計局)を加工して作成
(※2)平成28年社会生活基本調査(総務省統計局)を加工して作成