岐阜県での暮らし
7つの県に囲まれた「日本の真ん中」でアクセス至便!
自然豊かな“水がおいしい県”
日本のほぼ中央に位置する岐阜県。秋田県の次に広い面積をもち、人口は全国第17位(2015年)の約200万人とほどよい規模です。夏は気温が高くなりますが、冬は真冬日になることが少なく、比較的過ごしやすい気候が特徴です。岐阜県の長所といえば、立地の良さ。愛知県をはじめ7つの県に囲まれ、名古屋には電車で約20分、新幹線を使えば東京まで約2時間、大阪まで約1時間でアクセスできます。企業も多く集まっており、有効求人倍率の高さや失業率の低さは全国トップクラス。都市部は電車やバスの数が多く、車を使う機会が減ったという移住者も。また、長良川や各地につくられた大型公園など、子どもがのびのび遊べる環境は子育て世帯からの人気を集めています。そんな岐阜県の移住に役立つ情報を、岐阜市と大垣市を中心に紹介します。
いくらかかる?生活コスト
岐阜の月額平均 | 東京23区と比較 | |
食料費 | 83,133円 | -9,976円 |
光熱・ 水道費 |
22,687円 | +1,188円 |
教育費 | 15,721円 | -6,431円 |
いくらかかる?
生活コスト
近年、再開発事業が進み、経済的にも盛り上がりを見せている岐阜市。城下町の名残をとどめ、平成27年には市自体が日本遺産第1号に認定されるなど、観光資源も豊富な町です。岐阜市在住の女性からは「名古屋まで電車で30分以内と、ほどよい田舎。贅沢しなければ、十分恵まれた生活ができる」といったコメントや、千葉県から岐阜市に移住した男性からは「食料などの物価はそんなに変わらない。ただ田舎なので住居費が安くなった」という声が寄せられました。
とある家族の暮らし
家族構成
大垣市在住
夫 48歳
妻 44歳
子ども1人
個人年収:
700万円以上~800万円未満
業種:建設業
住居費 | 80,000円 |
---|---|
食費 | 70,000円 |
光熱・水道 | 10,000円 |
保険医療 | 10,000円 |
通信費 | 50,000円 |
交通費 | 30,000円 |
教育費 | 30,000円 |
交際費 | 100,000円 |
岐阜の 介護環境 について
岐阜の住まい環境 ってどうなの?
子育て支援 について
子育て支援について
岐阜市
岐阜市では、第三子以降の子どもの出生に対して、1人当たり5万円の応援金が支給されたり、子育て世帯を対象に3人乗り電動アシスト自転車の無料貸し出しを行うなど、きめ細かな子育て支援を行っています。「岐阜市子育て応援アプリ」も配信しており、市内の育児支援施設やイベントなどの情報が掲載されています。
大垣市
「子育て日本一のまちづくり」を目指す大垣市。子育て総合支援センターでは子育て相談や子育てに役立つ情報提供などを行っており、「大垣市子育て支援ポータルサイト」では予防接種のスケジュールや子育て講座の申し込みなど、多彩なコンテンツが揃っています。また、「大垣公園」ではプレーリーダーという指導員が、遊びを通して子どもの創造力、自主性、コミュニケーション能力を高める指導を行っています。
岐阜の
交通・移動手段
知っておきたい 移住支援制度
知っておきたい
移住支援制度
岐阜市
市内中心部を「まちなか」エリアに指定し、駅前の再開発や市庁舎の建設を進めている岐阜市。市外からの移住サポートにも力を入れており、子育てや住まい、医療など、移住者にとって気になる情報を「岐阜の魅力発信サイト ええとこたんと!岐阜市」で発信。市の住みやすさについてのアンケートや、移住者インタビューといったコンテンツも充実しています。また、県が運営する「清流の国ぎふ 移住・交流センター」には移住定住コンシェルジュがおり、電話やメールでの相談も受け付けています。
大垣市
大垣市では「子育て世代等移住定住活動費支援事業」を実施しており、大垣市に移住するために住居や仕事を探す際の宿泊費やレンタカー代金に補助金が出ます。また、自然豊かな上石津地区では、自然体験や地域住民との交流が体験できる移住体験ツアーも実施。そのほか、移住するうえで役立つ情報は「大垣暮らしのすすめ」というサイトで知ることができます。
知って安心 医療環境
岐阜での日々の暮らし
岐阜での日々の暮らし
恵まれた立地条件から、東京、大阪、名古屋にアクセスしやすい岐阜県。「岐阜城」や「大垣城」が残り、城下町としての風情が楽しめる街並みが多い反面、郊外型の大型モールも充実しており、日々の生活環境も良好といえます。
岐阜市
岐阜の玄関口であるJR岐阜駅周辺には、「アスティ岐阜」「ACTIVE G」という2大ショッピングセンターがあります。また、駅の北側には柳ケ瀬商店街があり、カフェやレストラン、雑貨店や映画館などでにぎわっています。郊外には「オーキッドパーク」や「カラフルタウン岐阜」といった子ども連れでも行きやすい大型のショッピングセンターも充実しています。
大垣市
大垣城の城下町らしい落ち着いた街並みが見られる大垣駅周辺ですが、駅直結の「アクアウォーク 大垣」や、「アスティ大垣」、大型ショッピングモール「イオンタウン大垣」などがあり、日常の買い物がしやすい環境です。また、市内南部にも「イオンモール大垣」があるので、家族連れでの買い物におすすめです。
女性の 就労支援
教育環境 について
働く人の タイムスケジュール
岐阜県 | 東京都 | |
36分 | 通勤片道 | 53分 |
583分 | 労働 | 562分 |
176分 | 趣味・娯楽 | 161分 |
働く人のタイムスケジュール
岐阜県の平均通勤時間は36分(片道)。東京の53分と比較すると17分減。労働時間の平均は東京と比較すると21分多くなりますが、一日の中で13分以上、仕事に費やす時間が短縮されています。この地域では、自動車通勤が一般的のようです。岐阜市在住で埼玉県から移住した男性からは「電車通勤から自動車通勤になったことで、通勤時間が短くなりとても楽になった」という声のほか、「車通勤がほとんどのため、アフターファイブの付き合いはまず無い」といったコメントも寄せられました。ほかにも、東京から移住した男性からは「公共交通網が発達してないので、バスの本数も少なく、ストレスを感じる」といった意見もありました。
Aさん(夫)の平日
家族構成
岐阜市在住
夫 40歳
妻 39歳
子ども3人
個人年収:
700万円以上~800万円未満
業種: 製造業(自動車・輸送機器・カー用品)
6:00 | 起床・身支度・出発 |
---|---|
7:00 | |
8:00 | 仕事 |
9:00 | |
10:00 | |
11:00 | |
12:00 | |
13:00 | |
14:00 | |
15:00 | |
16:00 | |
17:00 | |
18:00 | |
19:00 | |
20:00 | 帰宅・子供の相手 |
21:00 | 子供の相手・夕食 |
22:00 | 片付け・風呂 |
23:00 | |
24:00 | 就寝 |
岐阜市について
県庁所在地である岐阜市は、人口約40万人。アパレルを中心とした企業が多く集まり、大学も8校設置されている県の中心地です。市内には自然も多く残っており、清流長良川では川遊びが楽しめるほか、野菜や果物といった農産物も豊富。保育所の待機児童数が0(2018年)。小学校では1年生から英語教育を導入し、全教室で電子黒板によるICT教育を実施するなど、教育にも力を入れています。
自治体サイトへ大垣市について
岐阜県の西部に位置し、約16万人が暮らす大垣市は岐阜市に次ぐ第2の都市です。滋賀県に接していることから、県のなかでも関西圏へのアクセスがしやすい地域です。市内は坂が比較的少なく、遊歩道なども整備されているので、ベビーカーを使う子育て世代も歩きやすい環境が魅力。地下水が豊富に出ることでも知られ、水道から良質でおいしい水が安定供給されている点も、生活面ではうれしいポイントです。
自治体サイトへ参照:
(※1)2018年家計調査 (総務省統計局)を加工して作成
(※2)平成28年社会生活基本調査(総務省統計局)を加工して作成