「次のフィールドは地方に広がる」。
地方に移住する貴方ご自身とご家族の決断をサポートする、都道府県別の暮らしの情報コンテンツをお届けします。
青森県での暮らし
東北新幹線で東京まで3時間20分。温泉の湧出量全国5位!
海・山の幸に囲まれた暮らし
青森県があるのは本州の最北端。四季の移り変わりがはっきりとした気候で、台風が少ないことで知られています。周囲を3つの海で囲まれているので、有名なマグロやホタテをはじめ、おいしい海の幸には事欠きません。温泉地の数、湧出量ともに全国第5位で、県内のいたるところに温泉地があるのもうれしいポイント。2010年に東北新幹線「八戸・新青森間」が開通し、東京まで3時間20分でアクセス可能に。県をあげて観光やグリーン・ツーリズム(農村や漁村を楽しむ旅行)に力を入れており、移住促進にも積極的です。「自然の中で子どもを思いきり遊ばせられる環境が魅力」という移住者の声も。犯罪発生率は全国で5番目に低く、安心して暮らせる環境が整っています。県の中心地である青森市と八戸市の移住情報を掲載しています。
いくらかかる?生活コスト
青森市の月額平均 | 東京23区と比較 | |
食料費 | 74,237円 | -18,872円 |
光熱・ 水道費 |
28,448円 | +6,949円 |
教育費 | 4,838円 | -17,314円 |
いくらかかる?
生活コスト
北東北における交通・行政・経済・文化の拠点都市であり、八甲田連峰や陸奥湾などの美しい自然に囲まれた青森市。光熱・水道費は多くかかるようで、青森市在住の男性からは「雪国のため、冬は光熱費が非常にかかる。自家用車も必需品なのでそれに伴いガソリン代も必要」という声が。総務省の統計によれば、教育費は東京都の4分の1以下ですが、「大学進学はほとんどが県外。そのため仕送りを含む教育費用がかかる」というコメントも寄せられました。
とある家族の暮らし
家族構成
青森市在住
夫 41歳
妻 43歳
子ども2人
個人年収:
700万円以上~800万円未満
業種:IT・インターネット関連
住居費 | 0円 |
---|---|
食費 | 80,000円 |
光熱・水道 | 46,000円 |
保険医療 | 22,900円 |
通信費 | 16,000円 |
交通費 | 15,000円 |
教育費 | 47,200円 |
交際費 | 60,000円 |
青森の 介護環境 について
子育て支援 について
子育て支援について
青森市
子育てに関する支援情報の提供や各種の講座、悩み相談などは「青森市子ども支援センター」に集約されています。地域ぐるみで子育てをサポートする「青森市ファミリー・サポート・センター」では、保育園の送迎やその後の預かり、病児・病後児の預かりといったきめ細かな有料サポートが受けられます。市役所や市民センターなどでは定期的に子育てひろばが設置され、絵本の読み聞かせや子育て相談などを実施しています。

八戸市
行政サービスや相談窓口などの情報は、八戸市の子育てサイト「はちすく」にまとめられています。各地区の公民館や児童館では子育てサロンが開かれ、小学校就学前の子どもが遊べるスペースや、親同士の交流の場も設けられています。所得制限なしで未就学児から中学校卒業までの子どもへの医療費助成が受けられます。

青森の
交通・移動手段
青森の交通・移動手段
青森市内の公共交通機関は、JRの2路線と青い森鉄道、路線バスがあり、函館行きのフェリーも運航。バスの便数が多いので、市内中心部であれば車なしで生活することもできます。積雪の多い冬季でも運行しますが、大雪の場合は20~30分ほど遅れることがあるので、余裕をもって行動する必要があります。
八戸市内を走る鉄道はJRが1路線と、青い森鉄道があります。バスは市営バスが走るほか、市内で行われる朝市めぐりや種差海岸遊覧バスなども運航しています。バスは本数やルートが限られるので、市内や近郊への移動は車があったほうがベター。冬季の積雪は少ない地域ですが、路面凍結が多いので車の仕様は寒冷地向けが好ましいでしょう。

知っておきたい 移住支援制度
知っておきたい
移住支援制度
青森市
移住相談の窓口として企画部企画調整課を設置するほか、「青森暮らしサポートセンター」や「あおもり地域ビジネス交流センター」を東京に開設するなど、移住受け入れに積極的に取り組む青森県。移住のきっかけづくりとして、りんご狩りなどの体験交流会も開催しています。小学生以下は無料で市営バスに乗れる「市営バス子ども無料乗車事業」を行うなど、子育て世帯も安心して移住できるまちづくりを進めています。

八戸市
近隣の町村を含む八戸圏域が連携した移住サイト「半都半邑の楽しさ」を運営。移住者のインタビュー記事のほか、移住支援情報や相談窓口がまとめられています。「スクラム8」というラインアプリに登録すれば、八戸エリアの食や特産品、観光などの情報が無料で配信されます。

知って安心 医療環境
青森での日々の暮らし
青森での日々の暮らし
三方を海に囲まれ、自然に恵まれた青森県。四季を通して食材が豊富で、県内各地に涌く温泉や秘湯も楽しめます。県西部の津軽地方と東部の南部地方ではそれぞれ異なる歴史をもち、方言にも違いがあるなど、エリアごとにさまざまな魅力を見せてくれます。
青森市
青森市では毎年「青森ねぶた祭」が開催され、市内は多くの観光客でにぎわいます。名峰八甲田山や「三内丸山遺跡」など、近隣には名所がたくさん。買い物にはJR青森駅周辺のデパート「さくら野百貨店」や「サンロード青森」「LOVINA」といったショッピングセンターがそろいます。少し郊外に足を延ばせば「イオンタウン青森浜田」もあり、家族連れを中心ににぎわっています。

八戸市
太平洋沿いに位置する八戸市は、日本有数の水産都市。市内各所では年間を通して朝市が開かれています。市内には「ラピア」や「ピアドゥ」「イオンモール下田」などのショッピングセンターが点在、「さくら野百貨店」や「三春屋」といった百貨店もあり、買い物環境は充実しています。

女性の 就労支援
教育環境 について
働く人の タイムスケジュール
青森県 | 東京都 | |
32分 | 通勤片道 | 53分 |
531分 | 労働 | 562分 |
181分 | 趣味・娯楽 | 161分 |
働く人のタイムスケジュール
青森県の平均通勤時間は32分(片道)。東京の53分と比較すると21分減。労働時間の平均は東京と比較すると31分短くなり、一日の中で73分以上、仕事に費やす時間が短縮されています。この地域では、自動車通勤が一般的のようです。青森市在住の男性からは「会社までは15~45分圏内の人が多い」「帰宅時間が早くなり、プライベート時間が多く取れるようになった」といった声が。その他にも、「冬は雪掻きがあるため30分ほど早い始動が必要。通勤時間も普段より2倍ほどかかる」といった地域色のある回答も寄せられました。
Aさん(夫)の平日
家族構成
青森市在住
夫 42歳
妻 45歳
子ども2人
個人年収:
800万円以上~900万円未満
業種: 電気・ガス・熱供給・水道業
6:00 | 起床 |
---|---|
7:00 | 身じたく・出発 |
8:00 | 仕事 |
9:00 | |
10:00 | |
11:00 | |
12:00 | |
13:00 | |
14:00 | |
15:00 | |
16:00 | |
17:00 | |
18:00 | |
19:00 | |
20:00 | 帰宅・夕食 |
21:00 | 入浴 |
22:00 | テレビ視聴など |
23:00 | |
24:00 | 就寝 |
青森市について
青森県中央部に位置する県庁所在地。人口は約28万人と県内で最も多く、県の交通・行政・経済・文化の中心である一方、八甲田連峰や陸奥湾、津軽平野といった美しい自然にふれられる環境が魅力です。国内外から約270万人の観光客が訪れる「青森ねぶた祭」や「三内丸山遺跡」など観光・文化スポットも豊富。冬季は積雪が多い地域ですが、バス路線網が発達しているので移動手段に困ることは少なく、市内中心部での生活は便利です。
自治体サイトへ八戸市について
青森県の南東部にある八戸市は、人口約23万人。青森市や弘前市と並ぶ青森の拠点都市です。総面積約305㎢と広くはありませんが、全国屈指の水産の町として知られ、海沿いを中心に工業地帯が発達しました。市の中心街からすぐ近くには、国の名勝に指定されている美しい種差海岸が広がり、史跡根城(ねじょう)の広場などの観光スポットも豊富。夏の間も「やませ」という季節風が吹くのでとても涼しく、寒さが厳しい冬場も雪が少なく晴れる日が多い点が特徴です。
自治体サイトへ参照:
(※1)2018年家計調査 (総務省統計局)を加工して作成
(※2)平成28年社会生活基本調査(総務省統計局)を加工して作成