沖縄県での暮らし
科学研究機関ランキングで世界10位!
平均気温22.7度と過ごしやすい「ウチナータイム」
全国で4番目に小さな県でありながら、2018年度は人口が約6千人増加した沖縄県。平均気温は22.7度と一年を通じて温かく、最高気温が30℃を超える日は年間平均で80日以上。「ウチナータイム」と呼ばれる沖縄県特有の、のんびりした時間感覚が存在します。季節を問わず、マリンスポーツやリゾートを求めて訪れる観光客が多く、「じゃらん宿泊旅行調査」(2018年)では、5部門で1位を獲得。また、国際的な学術出版企業シュプリンガー・ネイチャーによる2019年の「世界の研究機関ランキング」では10位に輝くなど、世界的な注目も集めています。県外からの移住者も多い沖縄県について、那覇市を中心にご紹介します。
いくらかかる?生活コスト
那覇市の月額平均 | 東京23区と比較 | |
食料費 | 65,051円 | -28,058円 |
光熱・ 水道費 |
20,157円 | -1,342円 |
教育費 | 7,864円 | -14,288円 |
いくらかかる?
生活コスト
沖縄県の県都として政治・経済・文化の中心となっている那覇市。「都道府県魅力度ランキング」(2018年)では5部門で1位を獲得、また、全国第1位の人口増加率を誇るなど、盛り上がりを見せています。東京から那覇市へ移住した男性は「住居費が低いので家賃は減った。夏はクーラーなどの利用で電気代が上がり、冬は温度が高く、薄着でも問題ないため、衣料購入が減る。住む地域により自家用車かバスの選択が必要」とコメント。那覇市在住の別の男性からは「モノレール徒歩5分圏内の地域で、海にも近く、学校も近い。スーパーや病院など生活に便利な場所で、子どもを育てるにはよい環境」といったコメントが寄せられました。
とある家族の暮らし
家族構成
那覇市在住
夫 54歳
妻 51歳
子ども2人
個人年収:
1,500万円以上
業種:不動産業
住居費 | 120,000円 |
---|---|
食費 | 130,000円 |
光熱・水道 | 25,000円 |
保険医療 | 20,000円 |
通信費 | 10,000円 |
交通費 | 12,000円 |
教育費 | 0円 |
交際費 | 30,000円 |
沖縄の 介護環境 について
沖縄の住まい環境 ってどうなの?
子育て支援 について
子育て支援について
那覇市
那覇市の待機児童数は年々減っており、2018年度は16年度と比較して75%減少しています。市内で病児保育事業を実施しているのは3施設で、無料の子育て相談や育児講座を行っている地域子育て支援センターや、主に0~3歳の乳幼児をもつ親とその子どもを対象とした「つどいの広場事業」を実施している施設も点在しています。事前入会が必要ですが、有料の「那覇市ファミリー・サポート・センター」も利用できます。所得制限がありますが、児童1人あたり5,000円以上の児童手当や、入院・通院費の補助が受けられる子ども医療助成費もあります。また、那覇市教育委員会ではいじめや不登校など教育に関する相談にも応じています。
沖縄の
交通・移動手段
知っておきたい 移住支援制度
知って安心 医療環境
沖縄での日々の暮らし
沖縄での日々の暮らし
沖縄県は南北に長く、沖縄本島を中心に160もの島がありますが、そのうち人が住んでいるのは49島。各離島へは飛行機やフェリーでアクセスできます。一年を通じて温かく、平均気温は22.7度で真冬でも10度以下になることはめったにありません。ただし、6~10月の台風シーズンには、年間平均7、8個の台風が近づくので、長時間にわたって雨風で荒れることがあります。琉球王朝の時代から中国との交易が盛んなほか、豚肉が多く使われる独特の「琉球料理」が有名で、ゴーヤやナーベーラー(へちま)など個性的な食材にも恵まれています。沖縄本島には米軍基地があり、中南部エリアは伝統文化とアメリカ文化が融合した独自の魅力にもあふれています。
那覇市
那覇市最大の繁華街「国際通り」の入り口には「パレットくもじ」があり、沖縄県で唯一のデパート「リウボウ」が入っています。新都心として再開発されたゆいレールおもろまち駅周辺には、映画館やアパレルテナント、家電量販店が入った大型商業施設「サンエー那覇メインプレイス」や、ハイブランドのテナントが集合した「Tギャラリア」のほか、沖縄県立博物館・美術館があります。また、2018年10月には旭橋駅直結の「カフーナ旭橋」がオープン、県内各地へのアクセス拠点である「新那覇バスターミナル」や「那覇OPA」、沖縄県立図書館、沖縄観光情報センターなどが入っています。郊外では「イオンモール沖縄ライカム」がおすすめで、那覇市からの高速バスも整備されているので気軽にアクセスできます。
女性の 就労支援
教育環境 について
働く人の タイムスケジュール
沖縄県 | 東京都 | |
33分 | 通勤片道 | 53分 |
557分 | 労働 | 562分 |
127分 | 趣味・娯楽 | 161分 |
働く人のタイムスケジュール
沖縄県の平均通勤時間は33分(片道)。東京の53分と比較すると20分減。労働時間の平均は東京と比較すると5分短くなり、一日の中で45分以上、仕事に費やす時間が短縮されています。この地域では、自動車通勤が一般的のようです。那覇市在住の男性からは「那覇市は、モノレールとバスがあり重宝している」や「バイク通勤が意外と多い」といった声がありました。
Aさん(夫)の平日
家族構成
那覇市在住
夫 59歳
妻 48歳
子ども2人
個人年収:
900万円以上~1,000万円未満
業種: 製造業(AV・家電・電気機械器具)
5:00 | 起床 |
---|---|
6:00 | 身支度 |
7:00 | 出発 |
8:00 | 仕事 |
9:00 | |
10:00 | |
11:00 | |
12:00 | |
13:00 | |
14:00 | |
15:00 | |
16:00 | |
17:00 | |
18:00 | 帰宅・入浴 |
19:00 | 夕食 |
20:00 | テレビ視聴・パソコン |
21:00 | |
22:00 | |
23:00 | |
24:00 | 就寝 |
那覇市について
沖縄県は160の島からなり、そのうち49の島が有人島です。県庁所在地でもある沖縄本島の那覇市は人口約31万人で、行政、経済、観光の中心地です。市内をぬうように沖縄都市モノレール(ゆいレール)が走っており、那覇空港から県庁前駅までは約12分。那覇市からは県内各地への路線バスもあり、移動も便利です。市内は観光客が集うにぎやかな「牧志」、再開発で都心化された「那覇新都心」、世界遺産の首里城がある「首里」など、エリアによって表情が異なります。
自治体サイトへ参照:
(※1)2018年家計調査 (総務省統計局)を加工して作成
(※2)平成28年社会生活基本調査(総務省統計局)を加工して作成