香川県での暮らし
県都・高松は四国の拠点都市、
年間100万人が集う離島の「瀬戸内国際芸術祭」も人気
四国の東北部に位置する、全国一面積が小さい香川県。県都高松は、瀬戸の都とも呼ばれ、国の出先機関や企業の支店も多く四国の拠点都市です。県外からの移住者数は1375人(2017年度)で、20~30代の移住者が半数以上を占める、若い世代に人気の県です。香川県にある112の島のなかでも、小豆島や直島、豊島などはアートの島として注目を集めるスポット。3年に1度開催される現代アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭」は年間100万人を超える来場者が訪れ、世界中からやってくる観光客でにぎわいます。のどかな風景が残る瀬戸内海の島々へはフェリーでアクセスでき、気軽に海の空気を感じられます。四国の玄関口としての顔を持つ高松駅がある高松市は、都市の利便性が担保されています。医療機関も充実していて、人口当たりの救急病院数や医師・看護師数は全国上位。さらにICT(情報通信技術)を活用した遠隔医療ネットワークを全国に先駆けて導入した県として知られ、地方でも高水準の医療が受けられます。香川はうどん県として有名ですが、瀬戸内の漁場や農産地が近いため新鮮な魚介類や野菜、果物が安く手に入るのも魅力です。本州とは瀬戸大橋で結ばれ、高速道路も整備。とくに関西方面へは、高速バス便(昼夜)も数多く、非常に便利です。高松市を中心に、香川での移住を検討するうえで役立つ情報を掲載しています。
いくらかかる?生活コスト
香川の月額平均 | 東京23区と比較 | |
食料費 | 78,163円 | -14,946円 |
光熱・ 水道費 |
21,812円 | +313円 |
教育費 | 14,452円 | -7,702円 |
いくらかかる?
生活コスト
都市機能がコンパクトにまとまった高松市。そのためか「自転車を利用している人が多く、交通費は抑えられる」というコメントが寄せられました。以前、東京に住んでいた高松市在住の男性からは「家賃相場は都心に比べて半額。駐車場も都心と比べると4分の1程度」といった感想が。水道・光熱費については「平均的」「高め」と受け止め方に違いがみられるコメントがありました。
とある家族の暮らし
家族構成
高松市在住
夫 44歳
妻 43歳
子ども3人
個人年収:
1,200万円以上~1,500万円未満
業種:放送・広告・調査・マスコミ関連
住居費 | 110,000円 |
---|---|
食費 | 80,000円 |
光熱・水道 | 30,000円 |
保険医療 | 10,000円 |
通信費 | 5,000円 |
交通費 | 5,000円 |
教育費 | 40,000円 |
交際費 | 10,000円 |
香川の 介護環境 について
香川の住まい環境 ってどうなの?
子育て支援 について
子育て支援について
高松市
第2子以降の幼稚園・保育所の利用料無料や、子どもの医療費無料(通院は小学校6年生まで、入院は中学校3年生まで)など、さまざまな子育て支援制度があります。子育ての悩みを相談できる専任職員「たかまつ地域子育て支援コーディネーター」は市内にある地域子育て支援拠点31カ所のうち、4カ所に配置。各地域に点在する地域子育て支援拠点は、親子が集まり相互に交流や情報交換を行う場として活用されています。支援情報や子育て施設の情報はたかまつ子育て情報サイト「らっこネット」で閲覧できます。高松市の待機児童数は2018年4月時点で62人。少なくない数ですが、認可保育園の新設などを行い改善に努めています。
香川の
交通・移動手段
知っておきたい 移住支援制度
知って安心 医療環境
香川での日々の暮らし
香川での日々の暮らし
香川でのレジャーは、瀬戸内海の離島をへ訪れるのが人気です。アート作品が点在する島や、ウォーターアクティビティが楽しめる島など、魅力あふれる島々がフェリーですぐ近く。小説「二十四の瞳」の舞台になった小豆島には温泉もあります。そのほか、1368段もの参道が有名な「金刀比羅宮」や、特別名勝の庭園「栗林公園」など、歴史スポットも数多く、週末の楽しみが尽きません。
高松市
市内唯一の百貨店「高松三越」や500以上の店が並ぶ「高松丸亀商店街」、四国最大規模のショッピングモール「ゆめタウン高松」、香川初出店の店も入る「瓦町FLAG」など、中心地にも郊外にもショッピングスポットが充実しています。そのほか、古い倉庫街をリノベーションした「北浜alley」など、若い世代が集まるおしゃれなスポットも多数あります。
女性の 就労支援
教育環境 について
働く人の タイムスケジュール
香川県 | 東京都 | |
32.5分 | 通勤片道 | 53分 |
547分 | 労働 | 562分 |
156分 | 趣味・娯楽 | 161分 |
働く人のタイムスケジュール
香川県の平均通勤時間は 32.5分(片道)。東京の53分と比較すると20.5分減。労働時間の平均は東京と比較すると15分短くなり、一日の中で56分以上、仕事に費やす時間が短縮されています。この地域では、自転車通勤や自動車通勤が一般的のようです。「公共交通機関は路線が少ない上、本数も少ない」「車社会で通勤時はやや渋滞する。道が狭い上に自転車が多いので事故が起きやすい」といった回答が寄せられた他、東京から高松市に移住した男性からは「東京で働いていた時と比べ会食が減り、一日の自由時間が増えた」というコメントがありました。
Aさん(夫)の平日
家族構成
高松市在住
夫 48歳
妻 41歳
子ども1人
個人年収:
700万円以上~800万円未満
業種:電気・ガス・熱供給・水道業
6:00 | 起床 |
---|---|
7:00 | 身支度・出発 |
8:00 | 仕事 |
9:00 | |
10:00 | |
11:00 | |
12:00 | |
13:00 | |
14:00 | |
15:00 | |
16:00 | |
17:00 | |
18:00 | 帰宅 |
19:00 | 夕食・ネットサーフィン |
20:00 | |
21:00 | 入浴・ネットサーフィン |
22:00 | |
23:00 | |
24:00 | 就寝 |
高松市について
約42万人の人口を有する県庁所在地。海・島・山、そして街がぎゅっとつまったコンパクトな都市の高松市は、穏やかな気候で一年中過ごしやすく、災害が少ないのも特長。市の北部は海に面し、瀬戸内海の島々を臨む美しい風景が広がります。東京までは飛行機で90分、関西へは鉄道、高速バスが充実していて、大都市圏へ気軽にアクセス可能。高松空港からはソウルや台北への直行便も運航しています。人口10万人当たりの大型小売店数は全国5位(2015年)と、どのエリアに住んでも日々の買い物には困りません。また、地域子育て支援拠点の数や人口10万人当たりの救急病院数が全国的にみても高く、快適に安心して暮らせる環境が整った市といえます。近年は若い世代の移住者が多く、街は活気にあふれています。
自治体サイトへ参照:
(※1)2018年家計調査 (総務省統計局)を加工して作成
(※2)平成28年社会生活基本調査(総務省統計局)を加工して作成