福島県での暮らし
首都圏へ好アクセス、移住希望地域ランキングは全国8位!
自然豊かな東北地方の玄関口
東北地方の南の玄関口として知られる福島県。移住先としての人気も高く、ふるさと回帰支援センターが実施した「移住希望地域ランキング」では、全国8位(2018年)に輝いています。2017年度の県外からの移住者数は305人で過去最多。移住者は20~40代が7割を占め、復興支援ボランティアなどで県を訪れた人が福島を気に入り、そのまま移住するといったケースも。首都圏へのアクセスが良く、新幹線を利用すれば東京まで約1時間30分、さらに高速道路の整備も進んでいて車では約3時間の距離です。一方、全国第3位の広さを誇る土地には、山・海・高原・湖と豊かな自然が広がり、「尾瀬国立公園」や「磐梯朝日国立公園」など15カ所もの国立公園・国定公園・県立自然公園があります。首都圏へのアクセスの良さと、四季を感じる雄大な自然環境がとくに評価されています。福島市と郡山市を中心に、福島県での暮らしを考える際に役立つさまざまな移住支援情報を掲載しています。
いくらかかる?生活コスト
福島の月額平均 | 東京23区と比較 | |
食料費 | 77,366円 | -15,743円 |
光熱・ 水道費 |
25,185円 | +3,686円 |
教育費 | 12,943円 | -9,209円 |
いくらかかる?
生活コスト
交通の利便性が良いことから「陸の港」とも称され、温泉など自然を満喫できるスポットが多い郡山市。「寒冷地のため光熱費が高く、特にガスは都市ガスでないため高い」という声がある一方、「水道料は都内より安く、水も綺麗だと思う」といった回答も。子育て世帯からは「18歳までは医療費が無料なのでありがたい」というコメントも寄せられました。
とある家族の暮らし
家族構成
郡山市在住
夫 47歳
妻 40歳
子どもなし
個人年収:
800万円以上~900万円未満
業種:製造業(石けん・合成洗剤・医薬品・化粧品)
住居費 | 30,000円 |
---|---|
食費 | 120,000円 |
光熱・水道 | 40,000円 |
保険医療 | 5,000円 |
通信費 | 20,000円 |
交通費 | 10,000円 |
教育費 | 0円 |
交際費 | 50,000円 |
福島の 介護環境 について
福島の住まい環境 ってどうなの?
福島の住まい環境ってどうなの?
福島市
転勤族の家族や移住者が多く暮らすのは、福島駅や南福島駅周辺です。福島駅は東口側が繁華街で、西口側に住宅地が形成されています。西口側の「野田町」は駅から近く、「イトーヨーカドー福島店」や「ヨークタウン野田」など、食品や生活雑貨が揃う店も近くて便利。隣駅の南福島駅周辺は、病院やスーパー、ドラッグストアなどがコンパクトに集まっていて、生活しやすいエリアです。
郡山市
車を所有しないのであれば、郡山駅周辺で探すのがおすすめです。とくに「朝日」や「桑野」は比較的バスの本数が多く、徒歩や自転車圏内にスーパーやドラッグストアが揃っています。そのほか、新興住宅街として人気が高いのが「八山田」界隈。築浅のファミリー向け物件が多く、車があれば便利に暮らせます。
子育て支援 について
子育て支援について
福島市
子ども医療費助成制度は0歳~18歳までが対象。そのほか、保育料を国の基準額より軽減して利用者の負担額を軽減する「保育料利用者負担軽減事業」や、保護者の負担軽減と勤務形態の多様化に応じた「一時預かり・延長保育事業」が利用できます。妊娠・出産・子育てに関する支援情報や遊び場情報は、福島市子育て応援サイト「ふくママねっと えがお」に集約されています。福島市の待機児童数は112人(2018年4月1日時点)。市独自の保育士修学資金貸し付けなどを導入し、対策を急いでいます。
郡山市
室内で大型遊具や砂場遊びが楽しめる「PEP Kids Koriyama」や、市内4カ所に設置された「地域子育て支援センター」など、子どものための遊び場が充実しています。また、子育て支援の拠点施設「こども総合支援センター(ニコニコこども館)」では、家族で楽しめるイベントの開催や、子育ての仲間づくりのサポートなどを実施。そのほか、一時保育や送迎を依頼できる「ファミリーサポートセンター」も利用できます。郡山市のこども医療費助成制度は入院・通院ともに18歳までが対象、待機児童数は2018年4月1日時点で45人です。
福島の
交通・移動手段
福島の交通・移動手段
福島市の公共交通機関は、JRと福島交通飯坂線、阿武隈急行線、路線バスが運行。100円で利用できる「市内循環ももりんバス」は、通学や買い物などに重宝されています。また、75歳以上のシニアを対象に「ももりんシルバーパスポート」を交付して、市内路線バスと福島交通飯坂線の運賃無料化を実施しています。鉄道やバスの路線は充実しているものの、本数はそれほど多くなく終電・終バスが早いエリアもあるので、自家用車を持つ家庭がほとんどです。
郡山駅を中心にJR路線が東西・南北方向、東南方向に走っています。鉄道駅がないエリアは、福島交通の路線バスが整備されていて、指定区間内を100円で利用できる「100円バス」も便利です。また、福島空港とJR郡山駅を結ぶリムジンバスは1日6往複運行しています。郡山駅周辺以外で暮らすなら、マイカーは必須です。
知っておきたい 移住支援制度
知っておきたい
移住支援制度
移住検討のために福島県を訪れた際の交通費(半額)を助成する「ふくしま移住希望者支援交通費補助金」が利用できます。また、移住者を対象に空き家リフォーム等の費用を最大150万円(子育て世帯の方は最大250万円)補助する制度も。各市町村の移住支援情報や先輩移住者のインタビューは県の移住ポータルサイト「ふくしま移住計画」にて掲載しています。
福島市
福島市では移住体験ツアーを定期的に開催しているほか、移住・定住ガイドブック「ふくしまで暮らそう」を発行して市の魅力を伝えています。また、福島市移住定住PR動画として「ふくしまMyStory」を制作。先輩移住者へのインタビューなど、福島市での暮らしをイメージするのに役立つ情報が満載です。
郡山市
郡山市へ転入した女性に向けて「はやまーゼ教室」を開催し、仲間づくりの場を提供しています。また、こおりやま広域圏情報紙『移住・定住Times』や「こおりやま移住定住ポータルサイト」にて、移住者インタビューや市町村の移住サポート情報を掲載。市内の空き家や物件情報の相談には、「こおりやま空き家バンク」が利用できます。
知って安心 医療環境
福島での日々の暮らし
福島での日々の暮らし
広大な土地と雄大な自然を有する福島県には、四季ごとにまったく異なる魅力があります。マリンスポーツやキャンプを楽しめる「猪苗代湖」や、紅葉の時期がとくに美しい「磐梯吾妻(ばんだいあづま)スカイライン」、奥州三名湯に数えられる「飯坂温泉」など、季節を感じるレジャースポットが豊富です。
福島市
専門店が多く入る「S-PAL福島」や、明治から続く老舗百貨店「中合福島店」などが主なショッピング施設です。飲食店が集まる「パセオ通り」は、冬場はイルミネーションで彩られ散策が楽しい通り。洋服などの買い物には、商業施設が充実している郡山市まで足を運ぶ人も多いようです。
郡山市
ショッピング施設が数多くあり、交通の便も良いため、県内各地から買い物に訪れる人も多い郡山市。最先端のファッション・雑貨店が揃う「MOLTI」や、駅近ながら駐車場も大きな「イオンタウン郡山」、老舗百貨店の「うすい百貨店」など、郡山駅周辺に多くの商業施設が集まっています。そのほか、「イオン郡山フェスタ店」や「ザ・モール郡山」など、家族連れでにぎわう大型ショッピングモールも点在しています。
女性の 就労支援
教育環境 について
働く人の タイムスケジュール
福島県 | 東京都 | |
33分 | 通勤片道 | 53分 |
556分 | 労働 | 562分 |
157分 | 趣味・娯楽 | 161分 |
働く人のタイムスケジュール
福島県の平均通勤時間は33分(片道)。東京の53分と比較すると20分減。労働時間の平均は東京と比較すると6分短くなり、一日の中で46分以上、仕事に費やす時間が短縮されています。郡山市に住んでいる場合はマイカー通勤が一般的なようで、「会社まで30分圏内に住んでいる人が大半」というコメントが寄せられました。その他、「市内の賃借マンションは駐車場一台分が無料のところが多い」という声も。
Aさん(夫)の平日
家族構成
郡山市在住
夫 42歳
妻 43歳
子ども2人
個人年収:
700万円以上~800万円未満
業種: 電気・ガス・熱供給・水道業
6:00 | |
---|---|
7:00 | 起床・身じたく・出発 |
8:00 | 仕事 |
9:00 | |
10:00 | |
11:00 | |
12:00 | |
13:00 | |
14:00 | |
15:00 | |
16:00 | |
17:00 | |
18:00 | 帰宅・夕食 |
19:00 | 入浴 |
20:00 | テレビ鑑賞など |
21:00 | |
22:00 | |
23:00 | |
24:00 | 就寝 |
福島市について
人口約30万人の県庁所在地。県内の行政中心地として栄える一方、奥羽山脈や信夫山(しのぶやま)といった豊かな自然がすぐそばにあり、四季折々に変化する自然の表情を楽しみながら暮らせます。風土を生かした農業が盛んで、とくにモモやブドウなど果物のおいしさは抜群。総合病院の数が多く全国的にも高い水準の医療環境が整っているほか、子ども医療費は18歳まで無料と、子育て世帯には手厚い支援が受けられます。積雪は1シーズンに数回程度で、生活道路を除雪する程度。東京までは新幹線で約1時間30分、大阪までは福島空港から飛行機を利用して約1時間でアクセス可能です。
自治体サイトへ郡山市について
福島県のほぼ中央に位置し、県内外へのアクセスの良さで知られる郡山市。県を縦横に走る高速道路が交わり、さらに郡山駅には新幹線をはじめ、複数の路線が乗り入れるため、1万を超える多くの企業(2016年6月時点)や商業施設が集まる県内一の経済都市としてにぎわっています。それでいて西部には東北一大きな湖「猪苗代湖」があり、湖を利用したアクティビティや浜辺でのキャンプが楽しめるのも魅力。子どものための遊び場も充実しています。また、音楽によるまちづくりが行われてきた歴史があり、一年を通して楽しめる音楽イベントが市内各地で開催されています。
自治体サイトへ参照:
(※1)2018年家計調査 (総務省統計局)を加工して作成
(※2)平成28年社会生活基本調査(総務省統計局)を加工して作成