千葉県での暮らし
三方を海に囲まれた自然が自慢!
東京に通学可能なベッドタウンは子育て世帯に人気
東京都の東隣にある千葉県。人口は全国で6番目に多い約620万人ですが、面積は東京都と神奈川県を合わせたよりも大きく、ゆとりのある街並みが広がっています。県西部の東葛・湾岸エリアには多くのオフィスや商業施設が集まり、東京へとつながる都市圏の一部として発展し続けています。県南部の房総半島は比較的温暖な気候が特徴で、豊かな自然をいかした観光やリゾートが盛んです。千葉駅から東京駅までは快速利用で約38分、県内に成田国際空港もあるため県外や海外へのアクセスも良好です。電車で都内に通学しやすいことから子育て世帯にも人気で、銚子漁港に揚がる海の幸など、おいしい食べ物が手軽に楽しめる生活環境の良さも魅力です。多彩な魅力を備える千葉県について、千葉市、船橋市、松戸市の情報を中心にご紹介します。
いくらかかる?生活コスト
千葉市の月額平均 | 東京23区と比較 | |
食料費 | 89,916円 | -3,193円 |
光熱・ 水道費 |
22,940円 | +1,441円 |
教育費 | 21,161円 | -991円 |
いくらかかる?
生活コスト
海と緑に恵まれながらも、東京都心まで約40キロメートルと交通アクセスにも優れた千葉市。首都圏と比べて地価も低いため、ベッドタウンとして栄えています。東京から船橋市に移住した男性からは「以前は家賃も交際費も高かった。千葉での生活の方が楽に感じる」といった声がある一方、「家賃は安く済んでいるが、近所の店舗が充実してない」というコメントも寄せられました。
とある家族の暮らし
家族構成
船橋市在住
夫 36歳
妻 28歳
子ども2人
個人年収:
700万円以上~800万円未満
業種:電気・ガス・熱供給・水道業
住居費 | 120,000円 |
---|---|
食費 | 60,000円 |
光熱・水道 | 20,000円 |
保険医療 | 10,000円 |
通信費 | 20,000円 |
交通費 | 15,000円 |
教育費 | 60,000円 |
交際費 | 30,000円 |
千葉の 介護環境 について
千葉の住まい環境 ってどうなの?
千葉の住まい環境ってどうなの?
千葉市
千葉駅のある「中央区」や「稲毛区」、「花見川区」を中心に賃貸物件が充実しています。駅から徒歩10分以内の好立地に物件が多くあり、マイカーがない世帯でも便利です。また、オフィスやショッピングセンターが集まる美浜区の「幕張新都心」にも物件が充実しています。
船橋市
住宅街が広がる市の中心部は、駅からのアクセスもよく、賃貸物件も充実しています。最も物件数が多いのは「本町地区」ですが、「前原地区」にも一戸建てなど広めの物件が充実しており、ショッピングモールもあるためファミリー層に人気です。
松戸市
首都圏のベッドタウンとして多くの人口を集める松戸市は賃貸物件も集中しています。市の中心部である「松戸」や「南花島」、「吉井町」など、JR常磐線の駅から徒歩圏内にも多くの物件があります。ファミリー向け物件が集まるのは「新松戸」あたりで、2LDK~3LDKの物件が数多く見られます。
子育て支援 について
子育て支援について
千葉市
「千葉市子育て支援館」では乳幼児と親が一緒に遊べるスペースを設置し、育児や健康に関するイベントも開催しています。また市内7カ所の「地域子育て支援センター」や10カ所にある「リラックス館」では育児相談も受け付けています。保育園の待機児童数は4人(2018年)ですが、市内の一部の私立幼稚園では預かり保育を実施するなど、保育状況の改善にも取り組んでいます。
船橋市
保育園の待機児童数は95人(2018年)となっており、移住後に保育園に預ける場合は事前にしっかりとした準備が必要です。船橋市では「子育て支援コーディネーター」を設置し、子育て支援サービスの提案や、専門的な相談窓口の紹介を行っているため、保育園への入所相談にもおすすめです。また、市の子育て情報やイベント情報の提供、子どもへの予防接種のスケジュール管理、母子健康手帳の記録などを行うスマートフォンアプリ「ふなっこアプリ」も運営しています。
松戸市
子育て支援に力を入れる松戸市では、2016年から2019年まで4年連続待機児童ゼロを実現しています。3歳から5歳の子どもは長時間の預かり保育を行う幼稚園の利用をすすめており、共働き家庭でも幼稚園に通わせることのできる環境を整えています。保護者向けの育児セミナーなどを行う「ママパパ学級」や、任意の予防接種にかかる費用の一部助成など、市が取り組む育児支援情報は「まつどDE子育て」というサイトにまとめられています。
千葉の
交通・移動手段
千葉の交通・移動手段
千葉市内はJR、京成線、東京メトロ、千葉都市モノレールと鉄道路線が多く運行しており、バスも千葉中央バスや京成バス、東洋バス、千葉シーサイドバスなど、市内の公共交通は非常に充実しています。一方「若葉区」や「緑区」「花見川区」といった市郊外の自然豊かなエリアに住むなら、マイカーでの移動が便利です。
船橋市には9つの鉄道路線が走り、35もの駅があります。市内はもちろん、東京都や成田国際空港、羽田空港へも電車でアクセスしやすい立地です。バスも6社が運行しており、市内中心部を網羅。マイカーがなくても移動しやすい環境ですが、郊外に多数あるショッピングセンターや、自然豊かな市の北部に行くには車があれば便利です。
松戸市には6つの鉄道路線が運行し、23の駅があります。バス会社も4社あり、市内での移動はマイカーがなくても十分可能です。また、JR常磐線や新京成線、北総線など隣接する東京都へのアクセス環境が良く、都内中心部へ約1時間でアクセスできるため、子どもの通学や習いごとの選択肢が広がる点も大きなメリットです。
知っておきたい 移住支援制度
知っておきたい
移住支援制度
千葉市
千葉市は、市が指定する賃貸住宅の家賃を補助する「千葉市特定優良賃貸住宅制度」を実施。また、小中学生を対象に市内の指定施設を無料で利用できる「ふれあいパスポート」や、千葉大学と共同で子どものアントレプレナーシップ(起業家精神)の養成に取り組む「ちばっ子商人育成スクール」も開催するなど、子育て世帯を対象に多彩な支援を行っています。
船橋市
東京都内へのアクセスの良さやレジャー、ショッピングのスポットが充実している船橋市は、子育て世帯を中心に人口が微増し続けています(2015年)。市では、地域住民が会員となる「ファミリー・サポート・センター」を運営しており、有償ボランティアによる保育園の送迎や一時預かりといった子育てサポートを行うなど、子育て世帯の移住がしやすい環境を整えています。
松戸市
松戸市は、保健師が常駐し赤ちゃんの身体計測や育児相談を行う「市民健康相談室」や、保育園や幼稚園の入園に関する相談を受け付ける「利用支援コンシェルジュ」制度、小・中学校9年間の一貫した英語教育など、手厚い子育て支援を行っています。働きながら子育てがしやすい環境が評価され、日経DUALの「共働き子育てしやすい街ランキング」(2018)において全国総合5位に輝いています。
知って安心 医療環境
千葉での日々の暮らし
千葉での日々の暮らし
県西部の都会的で快適な暮らしから、房総での自然に囲まれたゆったりとした暮らしまで、住むエリアによって思い思いのライフスタイルを楽しめるのが千葉県の魅力です。東京ディズニーリゾートやアウトドアスポット、地元のプロスポーツ観戦など、レジャーの選択肢も広がります。
千葉市
千葉駅周辺には駅直結の「ペリエ千葉」や「そごう千葉店」、一駅隣の千葉中央駅周辺には「ミーオ」「C・one」といった商業施設が集まっています。また美浜区のベイエリアに「ミハマ・ニューポート・リゾート」「イオンマリンピア店」「ペリエ海浜幕張」「イオンモール幕張新都心」といった大型のショッピングセンターが集中しています。
船橋市
船橋駅周辺には「東武百貨店 船橋店」「イトーヨーカドー 船橋店」が、京成船橋駅周辺には「船橋FACE」といったお店が集中しています。その少し北にある新船橋駅にも「イオンモール船橋」「イオンタウン新船橋」があり、市の中心部に多数の商業施設があります。また、南の湾岸エリアには「ららぽーとTOKYO-BAY」「IKEA Tokyo-Bay」「ビビット南船橋」があり、休日には多くの家族連れでにぎわっています。
松戸市
松戸駅周辺には「アトレ松戸」「ピアザ松戸」「プラーレ松戸」「KITE MITE MATSUDO」などのショッピングセンターが充実しています。「馬橋ステーションモール」「イオン北小金店」といった大型商業施設や、24時間営業のスーパー、野菜の直売所など、多彩なお店がそろっており、買い物にとても便利な街といえるでしょう。
女性の 就労支援
教育環境 について
働く人の タイムスケジュール
千葉県 | 東京都 | |
58.5分 | 通勤片道 | 53分 |
566分 | 労働 | 562分 |
181分 | 趣味・娯楽 | 161分 |
働く人のタイムスケジュール
千葉県の平均通勤時間は58.5分(片道)。東京の53分と比較すると5.5分増。労働時間の平均は東京と比較すると4分多くなり、一日の中で15分以上、仕事に費やす時間が増えていますが、東京まで通勤する人が多いのも大きな要因かもしれません。この地域では、電車通勤が一般的のようです。東京から船橋市に移住した男性からは「物価が都内に比べて安いので、可処分所得が増えた気がする」、同じ市内に住む別の男性からは「自然や空気の良い環境を好む人が多い」というコメントが寄せられました。また、千葉市在住の男性からは「朝は混雑するが、退社時は分散されているのかそれほど困らない」という声も寄せられました。
Aさん(夫)の平日
家族構成
千葉市在住
夫 48歳
妻 48歳
子ども1人
個人年収:
800万円以上~900万円未満
業種:放送・広告・調査・マスコミ関連
6:00 | |
---|---|
7:00 | 起床 |
8:00 | 出発 |
9:00 | |
10:00 | 仕事 |
11:00 | |
12:00 | |
13:00 | |
14:00 | |
15:00 | |
16:00 | |
17:00 | |
18:00 | |
19:00 | |
20:00 | |
21:00 | 帰宅 |
22:00 | 夕食 |
23:00 | |
24:00 | 就寝 |
千葉市について
県庁所在地である千葉市は約98万人が暮らす一大都市です。市の中心部である中央区には県庁をはじめとする公的機関が集まり、ベイエリアに開発された幕張新都心にもオフィス街や商業施設、住宅街が広がっています。東京まで電車1本でアクセスできる利便性がありながら、郊外に足を延ばせば「泉自然公園」をはじめ豊かな自然があり、仕事や教育、子育てもしやすい環境が整っています。
自治体サイトへ船橋市について
千葉市に次ぐ規模を誇る船橋市。人口は約63万人で、鉄道の路線や駅の数も多く、東京都心まで電車で約25分、羽田空港まで約40分、成田空港まで約50分と恵まれた立地が魅力です。郊外やベイエリアにショッピングモールが数多くある一方、小松菜やにんじんといった農作物の栽培や、漁業も盛んに行われており、さらにプロバスケットボールやラグビートップリーグのチームも活動するなど、多彩な魅力を備えています。
自治体サイトへ松戸市について
千葉県の西端にある松戸市では、約49万人が暮らしています。東京都と埼玉県に隣接しており、都内の中心部にも電車の乗り換えなしでアクセスできる環境が魅力です。首都圏のベッドタウンとして人気を集めていますが、待機児童はゼロ。市街地には江戸川が流れ、川沿いを中心に緑も豊富。県北西部の医療の中心エリアともなっており、子育てや生活環境が高いレベルに整っています。
自治体サイトへ参照:
(※1)2018年家計調査 (総務省統計局)を加工して作成
(※2)平成28年社会生活基本調査(総務省統計局)を加工して作成