「次のフィールドは地方に広がる」。
地方に移住する貴方ご自身とご家族の決断をサポートする、都道府県別の暮らしの情報コンテンツをお届けします。
秋田県での暮らし
「全国学力テスト」は10年連続トップ。
医療環境と子育て支援が充実した地方暮らし
東北地方の北西部にある秋田県。日本海や白神山地、十和田湖といった自然に恵まれ、全国で6番目に広い面積のなかに約98万人が暮らしています。東京からは新幹線で約3時間40分、飛行機では約1時間でアクセス可能。県内各地に湧く天然温泉や、日本屈指の米どころとして有名ですが、電子部品や医療機器といった産業も盛ん。学力においても全国トップクラスの成績を誇るなど、子育て世帯にとっても魅力的な環境が整っています。また、物価が低いため、新鮮でおいしい県内産の米。海・山の幸が安く手に入ることや、東京に比べて手ごろな家賃で広い家に住める点も特徴です。そんな秋田県の移住に関する情報を、秋田市を中心に紹介します。
いくらかかる？生活コスト
| 秋田市の月額平均 | 東京23区と比較 | |
| 食料費 | 76,614円 | -16,495円 |
| 光熱・ 水道費 |
26,207円 | +4,708円 |
| 教育費 | 7,820円 | -14,332円 |
いくらかかる？
生活コスト
東には出羽山地、西には夕日の美しい日本海が広がる緑豊かな秋田市。全国で最も安い地価でありながら、陸・海・空の交通の利便性がよく、安心して子育てができる環境が魅力です。寒冷地のため、東京に比べると冬場のガス・電気料金はほかの地域に比べて高いようです。秋田市在住の女性は「冬は灯油代がかなりかかる。自動車に依存しなくてはいけない地域のため、ガソリン代も少し高くなる」とコメントしているほか、神奈川県から秋田市に移住した女性からは「自動車が1人1台必須なので、維持費がかかる。反面、住居費は安く済む」といった声も寄せられました。
とある家族の暮らし
家族構成
秋田市在住
夫 38歳
妻 38歳
子ども2人
個人年収：
700万円以上～800万円未満
業種：会計・法律事務所等
| 住居費 | 60,000円 |
|---|---|
| 食費 | 70,000円 |
| 光熱・水道 | 20,000円 |
| 保険医療 | 15,000円 |
| 通信費 | 13,000円 |
| 交通費 | 10,000円 |
| 教育費 | 30,000円 |
| 交際費 | 50,000円 |
秋田の 介護環境 について
秋田の介護環境について
秋田県高齢者総合相談・生活支援センターでは、高齢者やその家族の相談支援をはじめ、地域で安心・安全に暮らすための取り組みを行っています。また、県内の介護事業者やサービスに関する情報は「秋田県介護サービス情報指定情報公表センター」に集約されています。高齢者を総合的に支援する地域包括支援センターは62カ所で運営されています。
秋田の住まい環境 ってどうなの？
秋田の住まい環境ってどうなの？
秋田市
県内で最も人口が集中している秋田市。公的機関や学校、ショッピング施設が揃う秋田駅を中心に、「追分」「土崎」「羽後牛島」などに賃貸物件が充実しており、移住者にもおすすめ。家族向けの3DKや3LDKの物件も豊富で、家賃は5～6万円台が中心。東京と比較すると非常にリーズナブルな物件が揃っています。
子育て支援 について
子育て支援について
秋田市
秋田市では、市の拠点センター「ALVE」内に「子ども未来センター」を設置し、子育て相談や親や子ども同士の交流イベントなどを開催しています。市の子育て支援や、子連れで行きやすい市内のお店、スポットの情報は「秋田市子育て情報」サイトにまとめられています。
秋田の
交通・移動手段
秋田の交通・移動手段
秋田市
秋田市内の公共交通は、鉄道はJRのみ、そのほかは路線バスがメインになります。公共施設やお店が集中する秋田駅周辺であれば、どこまで乗っても運賃が100円の「中心市街地循環バス（ぐるる）」が便利です。それ以外の地域では、マイカーが必須といえるでしょう。
知っておきたい 移住支援制度
知っておきたい
移住支援制度
秋田市
県外から秋田市に移住する子育て世帯を対象に、賃貸物件を含む住宅取得の補助が出るなど、移住促進に力を入れている秋田市。専門相談員による「移住相談センター」を東京・八重洲に開設しているほか、移住希望者同士の交流を図る「秋田市主催移住者交流会（バーベキュー）」も、秋田市や都内で開催しています。そのほかの移住関連の情報は秋田市ウェブサイト内「移住・定住 - ちょうどいいから住みやすい」を参照ください。また、県内の各市町村の移住情報や、関連イベント・制度といった情報は、秋田県移住・定住ポータルサイト「“秋田暮らし”はじめの一歩」に掲載されています。
知って安心 医療環境
知って安心医療環境
医療の充実度を示す指標である「人口10万人対医療施設従事医師数」では、秋田市が369.5人と全国平均を大きく上回っています。しかし、県北部などの周辺地域はその3～4割にとどまっており、県内で偏りが見られます。救急病院は26カ所、ドクターヘリは秋田市にある「秋田赤十字病院」を拠点に1機運行されています。子ども救急や助産所など、県内の医療情報は「あきた医療情報ガイド」にまとめられています。
秋田での日々の暮らし
秋田での日々の暮らし
北東北に位置する秋田県は、雄大な自然や冬の寒さで有名ですが、県の中心部では商業施設やオフィスも多く、都市的な暮らしが楽しめます。食料自給率が高く、地元でとれる米をはじめ、海や山の幸も豊富に揃うなど、質の高い生活が送れる環境が整っています。
秋田市
県内で最もにぎわう秋田駅近くには「トピコ＆アルス」「フォンテAKITA」といったショッピングセンターのほか、「西武秋田店」「木内百貨店」といったデパートも揃っています。また、駅の南側につくられた「エリアなかいち」は、ショッピングセンター「＠4の3」や美術館、市民の芸術と文化交流の拠点「にぎわい交流館AU」などがあり、家族連れでの買い物やお出かけにもおすすめです。
女性の 就労支援
女性の就労支援
県内の企業で働く女性の仕事や、育児・家庭の両立を支援する「あきた女性活躍・両立支援センター」では、専用電話やメールでの就労相談を受け付けています。また「あきた女性の活躍応援ネット」では、県内で積極的に女性採用や社員の子育て支援を行う企業の紹介、仕事と育児を両立する女性のインタビューといったコンテンツが掲載されています。
教育環境 について
教育環境について
小学生の「全国学力・学習状況調査」において全国1位の常連になっている秋田県。少人数学級や学校と家庭の連携など「秋田式」と呼ばれるきめ細かな教育方針が特徴です。高校では、県立の「秋田」1強といえます。2018年度においても東大28人、東北大28人という進学者数を誇ります。その「秋田」を追うのが県立の「横手」、「秋田南」です。中高一貫校である「秋田南」は、地元の「秋田大学」の合格者数ではトップを誇っています。
働く人の タイムスケジュール
| 秋田県 | 東京都 | |
| 29分 | 通勤片道 | 53分 |
| 536分 | 労働 | 562分 |
| 181分 | 趣味・娯楽 | 161分 |
働く人のタイムスケジュール
秋田県の平均通勤時間は29分(片道）。東京の53分と比較すると24分減。労働時間の平均は東京と比較すると26分短くなり、一日の中で74分以上、仕事に費やす時間が短縮されています。この地域では、自動車通勤が一般的のようです。埼玉県から移住した秋田市在住の男性からは「秋田へ来てからは、時間がゆっくり過ぎるように感じる」という声が寄せられたほか、同じ市内に住む別の男性は「冬季は出勤前と帰宅後に、それぞれ10～20分程度除雪作業が加わる」とコメントしています。
Aさん（夫）の平日
家族構成
秋田市在住
夫 43歳
妻 42歳
子ども3人
個人年収：
700万円以上～800万円未満
業種： 銀行・金融・保険業
| 6：00 | 起床 |
|---|---|
| 7：00 | 身じたく・出発・仕事 |
| 8：00 | 仕事 |
| 9：00 | |
| 10：00 | |
| 11：00 | |
| 12：00 | |
| 13：00 | |
| 14：00 | |
| 15：00 | |
| 16：00 | |
| 17：00 | |
| 18：00 | 帰宅・入浴 |
| 19：00 | 夕食 |
| 20：00 | テレビ、スマホ |
| 21：00 | 就寝 |
| 22：00 | |
| 23：00 | |
| 24：00 |
秋田市について
県の約3割の人口が暮らす秋田市は、新幹線駅や空港などが揃う県の中心地です。秋田駅前周辺は開発が進み、利便性が高い暮らしができる一方、少し郊外に足を延ばせば海、山、川と豊かな自然があります。教育や子育て支援、医療などが高いレベルにあることから、「住みたい田舎」ベストランキングで東北エリア総合部門2位、人口10万人以上の大きなまち総合部門5位（宝島社「田舎ぐらしの本」2019）にもランクイン。家族での移住でも安心できる生活環境が整っています。
自治体サイトへ参照：
（※1）2018年家計調査 （総務省統計局）を加工して作成
（※2）平成28年社会生活基本調査（総務省統計局）を加工して作成